完璧主義って、あんまりオススメしない。


完璧主義者という方は、
わりと、いらっしゃるのかな。

私も、長いこと、完璧主義者になってる。

完璧主義って、そもそもなんだろって考えた時に、失敗は許さないとか、100%の出来以外は認めないとか、自分に厳しいとか、人に厳しいとか、、とにかく、理想から外れることは許されない気持ちになるのかなぁと思う。

ちゃんとしていたい!っていうのは、一見、完璧主義っぽく思えるけれども、それは、責任感などそういうものなのかなと思うので、また別モノかなと思ったりする。


逆に、完璧主義者ではない人たちもいるわけで、、完璧主義者でない人は、完璧主義のデメリットと生産性のなさを熟知しているのかもしれない。

逆に、完璧主義者の人は、色々とわかっていながらも手放せなくて、苦しいのかなと思う。自分が完璧主義だということに気がつかない場合もあるのかな。(私も途中までは気づいていなかったかも。)

完璧主義者の人は、完璧主義者ではなく、なおかつ、何か日常で頑張っている人と対話してみると良いと思う。自分と相対する人の思考や意見を聞くのも新しい発見があっていいと思う。
ただ、対話するのにも、色々と心掛けがあるので、また いつかの記事で触れたい。


なんで、完璧主義をオススメしないかは、

完璧な状態は、永遠に訪れないから。

それに病んでいては、途方も無いのだと思う。

私が完璧主義者なので、完璧主義な人の気持ちがすごくわかる。(一方で、完璧主義者ではない人たちの陰ながらの闘いも見させてもらっていて、そちらの背景もわかる。)

完璧な自分となんて、永遠に出会えない。
これはネガティブな意味は一切なくて、なんでも一人で出来る人も存在しないはずだし、どんなことでも完璧にキッチリこなせないはずだし、どんなに頑張っても自分に100%満足する日なんてこない。

でも、この、完璧な自分に出会えないという事実は、とても健全なことで、誰しもそうであるということ。

完璧な自分に出会えていないからこそ、日々、闘うわけで、何かと向き合うわけで、心も動くわけである。


もちろん、そんなこと、頭では わかっている。
けれど、心がそれを許さなかったりするので、また厄介だなと思う。

まずは、、

完璧な人間など存在しないということを認めることから始めたい。


自分は、完璧になれない人間なんだ…
って、私はよく思って落ち込んできたのだけれども、それは、やっぱり、思い違いをしているし、そこで自己評価を決めてしまうと、悪循環でしかなくなる。

誰一人として完璧ではないということを、認めてあげることが、完璧主義の苦しみから抜け出す第一歩である。
物事を認めていくということ自体が、難しく思える人もいるのではないかなと感じる。

認めるということにも、また色々と心掛けることがあるので、それも いつかの記事で触れていきたい。

既に何かに取り組んでいる人は、自分が完璧ではないということを理解しているからこそ、沢山考えて、沢山行動しているのだと思う。

その人たちと自分を比較する必要はなくて、ただ、その事実を理解しているだけでも、今後が違ってくる。

完璧主義でいる限り、安心感もないだろうし、自分のことも受け入れられないだろうし、周りに対しても受け入れる気持ちが弱まっていく。

それって、すごく、苦しいだろうなって思う。

完璧を目指そうとするのは前向きなことだけれども、完璧な100点以外は全て失敗で そんな自分はダメ!ってやってしまうと、ずっと、苦しみからは抜けられない。

こういうのを、減点方式な思考というのだけれども、とにかく自分の足りないところばかりが目に付く。自分で自分の評価を下げまくる。

この自分に対する減点方式は、いずれ、他人に対しても減点方式になっていく。

あいつのあそこがダメだ。って思い続けると、今度はその人のマイナス面ばかりが目に付くようになる。

そして、やっぱり、あいつはそういうやつなんだ!
って、自分の感情をつじつま合わせしようとする。


ここで、ハッキリすることは、

ぜーんぶ、元の始まりは自分だということ。

・自分を嫌いになれば人を嫌いになる
・自分に完璧を求めれば相手にも完璧を求め出す
・自分を減点方式で見ると人のことも減点方式で見るようになる
・自分が自己犠牲していると相手にも何かしらの犠牲を求め出す

本当に人として、どうかと思うような人とも出会うこともあるとは思うけれど、ここでは、そういう事ではなく、あくまでも、自分が自分をどう思うかというところから、関わる相手のことをどう見るか、というところに繋がっていく。というお話である。


ちなみに、私は、完璧主義者であるけれども、完璧を追い求めるあまり、理想と現実のギャップに落ち込み、身動きが取れなくなり、健康的な心身で日常を送ることが難しくなる事態に陥ることが日常茶飯事です。


自分を減点方式で見ない。

=まず、自分の不足している部分などがあれば、それを ありのままを受け入れる。その上で、変わりたければ打開策を考え、行動に移して解決に努める。
変わることはエネルギーが必要なことなので、その元気がない場合は、受け入れるだけでも少しずつ意識が変わっていく。

完璧でいようとしない。

=誰しも、完璧はないということを理解する。
より良くしたいと思うことがあれば、どうしたら良いか考えていけばいいが、その時に100%以下の結果であっても、プロセスに目を向ける。

この2つを、意識するだけで、気持ちが軽くなったりするかもしれない。

まず、自分の意識がそうなることで、関わる人への気持ちにも変化が出てくるのだろうと思う。

日頃の意識が、日頃の行動へと反映していくものだと思っているので、まずは、意識してみることから少しずつ、完璧への執着を外していけるようにしたい。