《部屋の乱れ=心の乱れ》という事実。



4月19日 深夜から朝方にかけて、模様替えをした。

家具の配置を全面的に変えて、ゴチャゴチャ積んでいた本もしまって、お洋服も収め切った。

まだ、完全には終わっていないけれども、もう本当に何年振りかな、というくらいのスッキリ感で、なんだか凄く嬉しい気分なので、その勢いで書いてみる。

(ちょっと、今回は、結構..長めです。。)
※文字カウントによると7837文字という数字が..。

部屋の乱れ=心の乱れについて立証した全貌を、
ここに、ほぼ 漏れなく書き記したつもりです。



まず、はじめに…
私は、整理整頓が、ものすごく苦手だ。

いつから苦手かというと、、
ずっと苦手なのだから、困っていた。

これまで引っ越しは、何回かしたが、入居した最初だけ綺麗で、そこから徐々に乱れていくのが、恒例の流れになっている。

そんな自分に我慢の限界を迎え、深夜だったが、スイッチが入った時にやるっきゃない!ということで、朝まで家の中を動きまくっていた。

その結果、部屋が見違えり、気分も何年か振りにスッキリしたので、この日のことを記事に残そうと思う。


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まず、過去の自分を振り返ってみる。

乱れた部屋を目の前にして、疲弊している自分にも気がついていたし、整理整頓が大事だということもわかっていた。

正直、昔から整理整頓をしていた記憶がない。
一人部屋ということが一度もなかった学生時代。
別に放っておいても、家族が綺麗にしてくれていた。

もちろん、わざと部屋を放っておいたわけではないが、自分で 部屋が乱れているな…と感じて、整理整頓をしよう!という心の動きが、一切ないまま大人になってしまったように思う。

整理整頓を昔のうちに、習慣にできなかったことは、大きなことだったとは思うが、、一番の要因は、''モノが捨てられない''、というところにあるように思う。

貰ったものは、とにかく捨てられない。
なんだか、その人の気持ちまで捨てるような寂しい気持ちになってしまい、包装紙とか紙袋とか、とにかくなんでも捨てずに取っておかないと気が済まなかった。

それは、悪いことではないのだと思うけれども、若干、執着や依存に近いような気がする。

関係あるか分からないが、対人関係においても、執着や依存体質が、思いっきり出ているように思う。

モノに依存しているところがある。

もう、3年前頃からだろうか。
モノを捨てられないのに新たに買い物をするため、収納がいよいよ追いつかなくなってしまい、本当に足の踏み場がない状態までになってしまった。

そんな感じなので、掃除も出来ない。
床には、空きスペースが全くない。

本当に、これはマズいな…と危機感はあるものの、何から手をつけていいのかも、わからない。

モノを捨てることも、整理整頓をすることも、どうやったら良いのか、全くわからない。

お部屋を快適に保つ習慣が身についていない、いいだけ大人になった自分に、情けなくなった。習慣にしなかった後悔の気持ちと、できなかった苛立ちと、なんだか色々と、グチャグチャな気持ちになった。

モノを捨てられないというのは、モノを大切にしているように思っていたけれども、正直、どこに何があるか分からないし、モノを探すことに時間をたくさん取られるし、お洋服だって溢れ返るくらい持っているのに自分がどんな服を持っていて、何がお気に入りかとか、全く把握できていなかった。

お洒落したいのに、上手くできていないような気持ちにもなっていた。最終的に、着たい服や好きな服を見つけるのも しんどくなって、同じようなモノばかり着ていたように思う。

部屋が乱れる前は、お洒落することが本当に楽しくて、外出するのが楽しみだった。

途中から、家に引きこもる生活になって、外出も どんどん減っていって…お洒落とは、程遠い生活になっていった。それでも、月に一回 友人と会うときはお洒落を楽しんでいたし、近くのお気に入りのお店にも出向いてはいたけれども、お部屋は完全に荒れ果ててしまっていた。

何が、始まりだったかは、わからない。
収納とモノの量が見合っていなかったのかもしれないし、気持ちがどうでも良くなっていたかもしれないし、自分のことを大事にしなくなってしまっていたかもしれないし。。全部だったのかもしれない。

そんなに不自由なく、モノが沢山あるのに、全然 気持ちが嬉しくないし、楽しくもなかったな。。


..もう、いいだけ大人になったが、今からでも挑戦してみようと思い、少しずつ、整理整頓の習慣を身につけていく決意をする。

2〜3年前から思い始めてはいたが、ずっと出来ないまま、今日まで過ごしてきてしまっていた。

部屋が心を反映しているように、部屋が乱れ続け、心も乱れに乱れ、全く落ち着かない。

部屋の乱れ=心の乱れは、本当である。


心が先に乱れたのか、部屋が先に乱れたのか…これは、どちらもあると思うので、人によるのだと思うけれども、どちらにしても、部屋を整えれば心が整う。ということは、間違いないように思う。


なぜ、部屋の乱れが起こるのかということを書いていきたい。その後に、その中で心の乱れに直結しているであろうことを挙げていきたい。

部屋が乱れる理由として考えられること。

《心理的要因》
・時間に余裕がない
・自分に必要なものを厳選できていない
・モノが捨てられない

《物理的要因》
・モノの多さと収納が合っていない
・カテゴリー別に収納できていない


物理的要因は、心理的要因をクリアできれば、おのずと解決するものだと思うので、心理的要因の方に触れていきたいと思う。

①時間に余裕がない

そのままの意味ですが、時間に余裕がないということは、気持ちにも余裕がない状態といえる。
部屋を整える時間すら確保できないというのは、あまり無いと思っていて…週に一回なり、月に一回なり、季節の変わり目なり、どこかで その時間は確保できるはずで。

それが出来ないということは、すでに、心が乱れていて、整理整頓に''気持ち''をさく余裕がない状態にあるのだと思う。


②自分に必要なものを厳選できていない

自分は、どんなものを必要としていて、どんなものに囲まれているのが充実に繋がっていて、どんなものが好きなのか、というところが見えていない。
それでは、ただモノに囲まれている、という状況になってしまうため、心の安定からは程遠くなってしまう。

そして、これは、人間関係にも繋がっていくことだと感じる。


③モノが捨てられない

これは、依存体質であり、執着心が強い表れなのではないかと思う。
モノが捨てられない=モノを大切にしている、ということには、必ずしもならないように思っている。

自分が好きなもの、必要だと思うものは、何年でも捨てずに大切に持ち続けるといいと思う。


※(外出により、朝はココまでしか書けなかった。)
夜になってしまったのですが、、朝の整理整頓をする前の自分、最中の自分、外出前の自分と、夜になって ほとんど綺麗になった お部屋で過ごしている今の自分。

文面上に表れるであろう感情に、何かしらの違いがあるのかどうか、あとで自分で読み返すのも、なんだか、楽しみな気持ちです。

そんな気持ちを抱きつつ、書き進めていきます。
(ちょっと、今回、長くなっちゃってますが…)

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部屋の乱れ=心の乱れ、先ほどは、部屋なのか心なのか、どちらが先かわからないし、どちらも先である可能性があり、人によりけりだと思う。ということを述べましたが、細かーく分析していけば、若干 心の乱れが先に生じているようにも思う。

こう結論づけるのには、一つの要因が思い浮かぶ。

心理的要因でいくと、自分に関心を持たなくなっていき、自己管理能力が低下している状態ということが、大前提である。

思い浮かぶ一つの要因は、人間が普段どのように刺激を受けて過ごしているか、ということである。

人間は、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を使って、あらゆる情報を受け取って過ごしている。第六感という直感的な感覚も存在するらしい。

この中でも、視覚から受ける情報は、約90%ということがわかっている。


状況や環境によっては、優先される五感が変化することもあるらしいが、お部屋の乱れに関しては、視覚情報で、まず間違いないだろう。

視覚情報が90%を占めることから、乱れた部屋を毎日毎日、視界に入れながら過ごすことは、明らかに衛生上 良くないということが分かる。

ここで、矛盾を感じるかもしれない。
さっきは、心理的要因が先と言ったではないか、と。

わかりにくいかもしれないが…
視覚刺激を受ける、ほんの少し手前の時点で、既に、部屋の状況を冷静に判断することと、それに対処することが難しくなっている、という点である。

部屋が、いきなり乱れることはない。
少しずつ、少しずつ、乱れていく。
その変化速度が緩やかなので、初めは気がつかない。

気がついて苦痛の気持ちになったり、なんだか集中力が続かなかったり、疲れやすくなったり、そうやって、脳が疲弊し始めた時には、すでに、部屋はそこそこ乱れており、落ち着く空間ではなくなっている、ということを言いたい。


心が落ち着かない気持ちになっているのであれば、ふと部屋を見渡してみてほしい。乱れているところがないか。

その状況に気がついた場合は、お部屋を整理整頓し、シンプルにスッキリとした環境になるように家具の配置を変えてみたり、、好きなモノや見ていて気持ちが良いなぁ、気分いいなぁというモノをお部屋に置いたりしてみる。

そうやって、自分が快適と感じられる環境を目指し、お部屋を居心地の良いものへとしていく。

そのように、望んでいない視覚刺激を受けないようにしていくだけでも、日頃の疲労感が減ったり、頭も心もスッキリしていくのだと思う。

定期的に お部屋を整えることは、定期的に人生をアップデートしていくことである。


お部屋の整理整頓がいいということは分かったが、どのように、お部屋を最適化していけば良いのか、ということを書いて、今日のBLOGは 以上としたい。

近藤麻理恵さんという方を、ご存知だろうか。
近藤麻理恵(こんどうまりえ)さん。愛称:こんまりさん。片付けコンサルタント。「人生がときめく片づけの魔法」という本を出版。2015年 世界で最も影響力のある100人に選ばれる。海外での反響が特に凄かったようで、「6 RULES OF STRATEGIC PR(戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則)」という著書の中で、事例としても取り上げられている。仲間由紀恵さんが主演でドラマ化もされた。

私も、片付けが下手くそすぎるので、電子書籍で、こんまりさんの著書を、全部読んでみた。
著書を読んで実践はできたが、正直、根本的な解決には至らずに、今日まで年月が経ってしまった。

今度こそ、お部屋を整理整頓しよう!と決意できたのも、ここ数日のBLOG更新で、気持ちの整理が少し出来たからだったように思っている。


こんまりさんの片付けコンサルタントのやり方は、簡単に言いますと、「部屋にあるモノをカテゴリー別に集める。それから、自分が ときめくものを選ぶ作業をする。」ということ。

今も流行っているか分かりませんが、"断捨離"という言葉を、頻繁に聞く時期があった。書店に行くと断捨離の本が、本当にたくさん置いてある。
それだけ、片付けを苦手とする人が多いのだろうなと思った。

断捨離というと、なんというか、無差別に目に付くものをバァーって捨てるようなイメージが勝手にあって、本当は大切なものだったのに、衝動的に捨ててしまってから後悔することは、あまりしたくない。

あくまでも、好きだったり必要なものを見極めて、それを整理整頓して、最終的に自分自身を整えていく、ということが、私の目的である。


こんまりさんの著書を読むのも良いかもしれない。
ドラマ化されたものは、数年前に知り合いの方に動画をシェアしていただいたのを見たのですが、その頃は、縋る思いだったのかな。毎日、その動画を一日中 見ていたことを思い出す。

こんまりさんを参考にするのかは、自己判断の範囲になりますが、それが整理整頓のキッカケになるのだったら、最高のコストパフォーマンスだなと感じる。



..前置きが長くなったが、本題に入っていきます。

私が思う お部屋を整えるコツを いくつか挙げてみる。(今回の整理整頓で実際に行なった手順を書いてみる。)


①モノをカテゴリー別にわける。
(衣類、本、書類、という感じで分別する。)

②自分の好きなものや必要なものを見つけていく。
(私は、衣類→本→小物・雑貨、の順でした。)

③しっくりこなかったり必要と思わないものは大きなビニール袋に詰め込む。
※本当に自分が好きなものは、ひたすら残していい。

⑤ここで、少しモノが減っているはずなので、お部屋が以前よりスッキリしてくる。

⑥新しい収納家具を買ってもいいが、今ある収納を活かせないかと考える。

⑦ノートに部屋の間取りを書いて、部屋の中で固定されていそうなところ(テレビ、キッチン、脱衣所、寝室、クローゼット、玄関、窓、暖房器具、食器棚、冷蔵庫など、)をノートに書き足していく。
※こうすることで、部屋の全体と部屋の余白を捉えることができるし、整理整頓した後のイメージが具体化されていく。

⑧収納家具をどこに配置するか、そして何を収めるかを、部屋全体を見渡しながらイメージして、ノートで明確になった部屋の余白部分に書き足していく。

⑨細々とした、小物や雑貨類が至る所から出てくると思うが、それは、一旦 何かの箱に入れておいてもいいし、その場で分けられるなら、捨てるか残すか、どこにしまうかを、分類しておいてもいい。
※私は、小物のような細々としたものの整理整頓が一番苦手なので、今は後回しにしている。

⑩余白部分が大体 埋まったら、家具の配置をノートに書き出した通りに移動させていく。
※家具を配置したら、その家具にモノを収める。というのを、繰り返していく。その内に、床もスッキリしてゴールが見えてくるのでモチベーションも保てる。

この①〜⑩を、私は、深夜から朝方にかけて取り組んだ。小物とストッキング類のみを残して、全て整理整頓された。7〜8時間くらいだろうか?
その気になれば、何だかんだ、やれるものだなと思った。その気になるまでが、難しかったりするのだけれど。。


私の最初の状態を、あるままに お話しすると、、
かなり悲惨なのですが、さらけ出してみる。

(昨年の今頃に、模様替えをして整理整頓したので、一年で、こうなりました。ということです。)

【脱衣所】服だらけ、洗濯物は干しっぱなし、洗濯機の中にも、ランドリーBoxにも洗濯物が溢れている。お風呂掃除だけは、何故か大好きである。

【キッチン】お皿、洗いたくない。拭きたくない。しまうのも億劫。(ほぼ毎日コンビニなので洗い物がコップくらいなのが唯一の救いだった。)

【リビング】ブランケットが散乱している。服は脱ぎっぱなし。本は山積み。書類も床に散乱している。収納Boxはなにが入っているのか分からないくらい見るのが億劫なので放置。収納家具が4つあって、パソコン置き、雑貨入れ、美容グッズ置き、収まる分の本のみ収納。

【テレビ周辺】テレビ見ないので全面的に放置。

【玄関】郵便物がシューズBoxの上に山積み。何人家族ですか?というくらいに靴だらけ。床も掃除しない。郵便物が届いていても一週間くらいは取らない、いよいよパンパンになってきたらポストから引っ張り出す。

【トイレ】トイレ掃除したくない。床のマットも洗濯する気がない。トイレットペーパーの芯も置きっぱなし。トイレットペーパーのストックも袋ごと床に むき出しで置く。

【寝室】暖房の前は服掛けが陣取っている。100均で売っているようなビニール製のチェック柄とかの大きい袋がいくつもあって、ウォーキングクローゼットは 少し服が掛けてあるのと、その袋が無造作に投げ入れられている。布団は基本 畳まない。床は衣類だらけで全く床が見えていない。

【掃除】掃除は、トイレもキッチンもお洗濯もお風呂も、全くしないわけではないけれども、掃除機の騒音が苦手で、床は全面カーペットなのですが、フローリングのところだけ布のやつでササッとやって、カーペットは気が向いた時だけコロコロをほんの一部やる。

(こんなこと、書いてよかったんかな。。)

見てくれている お知り合いの方から
ダメ出し食らったら、ちょっと考えよう。。


かなり悲惨であり、なかなかの不衛生である。


トイレ掃除、洗濯物、キッチン、玄関、
これに関しては、今年に入ってから少しずつ癖付いてきたようで、今日までで悲惨な状況は、訪れていない。

しかし、上記を除いても、相当 深刻ではあった。


疲れやすいし、寝ても疲れが取れないし、平均睡眠時間が半日くらいなってしまうし、お洒落にも関心がなくなり、いつしか鏡を見る回数も減り、髪を整えるか歯を磨くか顔を洗うときくらいしか自分の姿を見ることがなくなった。

以前は、コンビニでさえも、軽くメイクしていかないと気が済まなかったり、スッピンならマスクをしていったりしていたのだが、いつしかスッピンでどこにでも出かけられるようになってしまっていた。

自分を冷静にみることができていなかった。
お部屋が乱れに乱れているのに、一瞬は苦痛なのだが、整える気力が全く湧いてこず、ずっと、身体がダルい。気持ちも向上しない。外側に向かない。


それが、今では、ストッキング類と小物だけを残して、あと全ては、綺麗にスッキリと収納されている。家具の配置も、快適に過ごせる最良の位置になった。

読書をするのも、PC作業をするのも、メイクをするのも、美容に気を使うのも、お洒落をするのも、とてつもなく やりやすい環境に、激変した。

お昼頃から、外出をしたのだけれども、綺麗に収納された洋服を見て、ワクワクした。いつも同じ服しか着ていなかったのに、何着ていこうかな?って、服を選ぶことにウキウキしていた。

外出は、ウインドウショッピングなど気楽なものだったのだけれども、久々に、心の底から楽しい気持ちになった。

私が、どことなく元気がないことを、周りは察していた。それは、私も分かっていた。申し訳ないなと思っていた。

今日は、楽しかったねぇ〜!って言い合えた。
整理整頓した お部屋も写真で見てもらった。

楽しい気持ちも、そうではない気持ちも、相手に伝わってしまうと思っている。だからって、そうではない気持ちから楽しい気持ちにいきなり変えることは難しかった。

今日は、相手も楽しそうなのが私にも伝わってきていた。私が関係あるかはわからないけれども、、それでも、私の楽しい気持ちや身軽になった心が、なんとなく伝わっていたように感じる。

お部屋を整えれば、人生の苦しみ全てから解放されるわけではないのかもしれないけれども、お部屋が乱れていて、心も乱れているならば、、整理整頓に、休日の丸一日を費やしてみるのも、大きなキッカケになるのではないかなと思っている。


少なくとも、私は、整理整頓を実践した今日、

お部屋を整えると心が整うことを実感した一日だったし、久々に、清々しい気持ちで、心から明るく楽しく過ごせた一日だった。



(書きたいことを書きたいままに書き続けて、
とても、とても長くなってしまったが…)

私の変化の記録としても、

大切にしたい記事である。



一歩、踏み出して、本当に、よかった。

お部屋と心の整理整頓を、これからも続けていく。